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太宰治×古屋兎丸 漫画『人間失格』を読んでみた感想。これは…

投稿日:2016年11月22日 更新日:

はい、こんにちは。lifeです。

今回はあの太宰治の『人間失格』をコミカライズした古屋兎丸先生の『人間失格』の感想を書いていこうかと思います。

人間失格 1巻

 

実はこちらの漫画は以前、マイナー漫画のまとめ記事で紹介したのですが、その時は魅力を語り切れなかったので今回は詳しく書いていきますね。ちなみにその記事はこちらです。

 

ではでは、早速書いていきます。

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あらすじや作品紹介など

とは言ってももしかすると知らないという方もいるかと思うので簡単なあらすじ紹介と作品紹介からしていきます。

 

あらすじ

漫画家の古屋兎丸はある日、新連載のネタを求めてネットサーフィンをしていた。

するとそこで「人間失格」という名の個人の日記を見つける。

そこには、裕福そうな家族に囲まれた6歳の時の写真、美少年に成長した17歳の時の写真、まるで老人のように生気を失った25歳の時の写真の計3枚が上げられていた。

古屋はその写真の男「大庭葉蔵」に興味を持ち、彼に一体何があったのかを知るため大庭の日記を読み始めるのであった。

 

作品紹介

ジャンル:  人間ドラマ

作者:  古屋兎丸

連載誌:  週刊コミックバンチ→月刊コミック@バンチ

 

先ほども書いた通り、「恥の多い生涯を送って来ました」の太宰治の人間失格のコミカライズです。

 

ジャンルについては人間ドラマとしましたが、うーん。多分皆さんが想像している人間ドラマではないです。少なくとも感動を求めてはいけない。鬱漫画に近いです。

 

そしてコミカライズを務めたのはあの鬼才・古屋兎丸先生です。

「幻覚ピカソ」とかで有名ですよね。

私も大好きで何作も読ませて頂いています。

 

そんな鬼才がコミカライズした人間失格なんて正直、面白くないわけが無いです。笑

連載誌は週刊コミックバンチで始まり、そこから移行して月刊コミック@バンチになりました。私自身単行本で読んだので詳しくは分かりませんが、間違っていたら教えて下さい。

あらすじと作品紹介についてはこんな感じですね。

 

実際に読んでみた感想

次はいよいよ実際に読んでみた感想ですね。

まず、これすごく面白かったです。

もう大満足でした。

 

今この記事を読んでいる方が一番気になっているのは原作の再現度だと思うのですが、これについては実は私自身原作を読んだことがないので分からないんですよね。笑

ただ、何も書かないというわけには行かないので色々調査して聞こえて来た原作ファンの声を載せていきますね。

 

「原作が伝えようとしていることをほぼ完璧に再現できている。また原作よりも読みやすく文学の入門書としては最適である。」

「原作の薫りをしっかりと残しつつも、原作に負けない力で表現された名作。」

「太宰治の人間失格を現代風に仕立てた漫画です。」

 

はい、こんな感じですね。正直原作の再現度に関して批判的な意見は見当たらなかったです。

なのでそこに関しては安心かもしれません。

 

そして次に原作を読んだことが無い私の感想です。

 

まず読み始めて数分の感想。

「なんだこの世界は。どんどん引き込まれていく…」

です。とても引き込まれていく絵+文体で描かれているので世界に入り込みやすかったです。

 

そして読み始めて佳境での感想。

「やばいやばい。もう閉じたい…いや読みたい。うわーーーー」

です。もう主人公の大庭葉蔵がどんどん闇に落ちていくのでもう読むのが辛かったです。

 

そして読後の感想。

「まじかああ………..」

です。もう誰も救われない物語。最後は本当に鳥肌が立ちました。やばすぎる。読まなきゃ良かったと感じながらも読まなければいけなかったと感じている自分がいました。

全体的に構成もとても見事で、とても古い作品であるので現代人の感覚と違う原作の描写もあったと思うのですが、そこはさすがの古屋先生です。全く違和感無く人間失格の現代版としてコミカライズ出来てました。

 

映画にしても漫画にしてもこういう昔の作品をリメイクするので一番難しいのって内容を違和感無く現代風にアレンジすることだと思うんですけど、それがこの作品では完璧と言えるほど上手くいっている。

 

そして、色々な人達から勧められていたので物凄く期待していたのですが、その期待すら上回って来ました。

 

初めて、絶望=美しさを感じた作品でした。

これは読んでみたら分かると思います。

どんどん主人公の人生が最悪に向かっていくのを見るのはとても辛くはなるのですが、読まなければいけないという気持ちが強すぎて読んじゃいました。

 

そして最後には本当の絶望が待ち受けていたわけなんですけど、何故かそこで満足感を感じている自分もいました。

そしてその絶望に美すら見出していました。

 

私ごときの文章力では説明しようの出来ない何かがこの作品にはありました。

文学ってこういうものなのかと少し感じて、文学にも少し手を出そうかなとまで思いました。

 

とにかく絵、ストーリー、構成、再現度。どれを取っても高水準なこの作品は私の人生にとって間違えなくかけがえの無い漫画でした。

 

この出会いに感謝。

ただ、性描写も少しあり精神も崩壊するかもしれないので読むなら高校生以上がおすすめです。

読んだことの無い人には原作ファン、初見さん関わらず是非読んで頂きたい作品です。

 

最後に

はい、今回は古屋兎丸先生の『人間失格』の感想を書いてみました。

色々な漫画を読んで来ましたけど、これと同じような読後のあの感じを味わえる作品は他に無いだろうなと思いました。

 

大体、コミカライズって失敗していると思うんですけどここまで成功させた作品は本当に珍しいですよね。それだけ古屋先生の才能が異常ということか。笑

本当におすすめの作品なので是非読んでみて下さい。全3巻完結となっています。

 

はい、今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

ではでは、ぐっばいです。lifeさんでした。

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