SF ハートフル・泣ける 漫画紹介 短編集

あの天才web漫画家・戸田誠二の『説得ゲーム』の感想を上映する。

投稿日:2016年11月29日 更新日:

はい、こんにちは。lifeです。

今回は新たな試みをしようかと思います。

もう上手くいく気がしませんが、何事も挑戦!ということで。笑

どんな試みかというと、、、どん!!

 

『lifeさんの漫画劇場(仮)』

 

漫画の感想を俺視点の物語のように語っていこうという企画なのですが、幻の企画になってしまうかもですね。笑

とりあえず、今回は天才web漫画家と囁かれているあの戸田誠二先生の『説得ゲーム』の感想を上映していこうかと思います。

文章力がクソなのにこんな企画をやってしまうという勇気だけは認めて下さい。ではいこう。

スポンサーリンク

プロローグ ”あいつ”との出会い

これは、家でダラダラしながらネットサーフィンをしていた時のこと。

俺はふと何か漫画を読みたいなと思い「1巻完結 漫画 おすすめ」で検索をかけてみることにした。

 

そして、あいつは見つかった。

まるで空のような青さを身にまとったあいつの名前は『説得ゲーム』

俺は商品説明を少し読んで、すぐに購入を決めた。

 

2、3日して購入したことをすっかり忘れていた俺はインターホンの音に「ビクッ」となる。

「お届けものです」

何か買っただろうか。そんなことを考えながら袋を開けると、そこにはプチプチに包まれたあいつの姿が。

 

f:id:re1life:20161129181347j:image

 

「あぁ、完全に忘れていた」

思わず口にしてしまった私はあいつに対して申し訳無くなる。

学校ではテスト期間であったため、勉強しなければならないはずなのだが、俺は何の躊躇もせずにあいつを開けた。

 

すると、中古で頼んだはずのあいつは注文カードまでついているままでまるで新品かのようだった。

そして、青年漫画サイズを想定した私はそのサイズに少し驚く。

 

普通の青年漫画よりは一回り大きかったため読みづらそうではあるなと思いつつも、そんなことを気にもさせないような表紙の綺麗な青に私は心を奪われた。

5分くらい外見を眺めて楽しんだ後、ようやく私はあいつを開いた。

スポンサーリンク

第1章 キオリ

俺はまず目次を見てみた。

  1. キオリ
  2. タイムマシン
  3. NOBODY
  4. 説得ゲーム
  5. クバード・シンドローム

どうやら、5つの話で構成された短編集らしい。俺は順序通り1のキオリから読み進めてみることにした。

どうやら人工の脳が作れるようになった近未来の話のようだ。

 

私は読み始めてすぐこんな考えが頭によぎった。

「絵は決して上手くない。物語もどこにでもありそうだ。まあ、web漫画家だからこんなものか。どうやら過大評価だったようだ。」

 

だが、その数分後に私のそんな浅はかな考えはかき消されることとなる。

ただの人工脳に関する近未来SFかと思い、読み進めていくのだが、物語の登場人物の「高橋君」という男の心理が描かれ始める。

 

「あれ?なんかシリアスになってきたぞ。」

 

高橋君の辛い過去についての話なども描かれ物語が深くなるにつれて、いつの間にか俺はその世界にどっぷりと入り込んでいた。

そして最後には心揺さぶる2ページが俺を待ち受けていた。

 

人工脳の意識。人の意識。生温い家族の幸せ。

確実に俺の心に訴えかける何かが「キオリ」にはあった。

あまりの感動に思わず涙しそうになった俺は次のページを開く。

 

第2章 タイムマシン

「キオリ」の余韻に浸っている俺に「次、読んでよ」とカラーの絵で激しく主張してきたのは「タイムマシン」だった。

タイムマシンが完成して、過去の自分に会いにいき後悔しないように告げる女性の話。

 

5ページ読み進めて次のページを見ると、そこには「NOBODY」の文字が。

「あれ?終わり!?」

どうやら5ページだけの話らしい。

 

だが、「キオリ」での感動の余韻が残っていた俺にとってはちょうど良い息抜きとなった。

5ページだけと非常に少ないページ数であったが、読者に伝えようとするものは確かに感じれる話ではあった。

 

「後悔して生きるのと、後悔しないで死ぬの。

どっちがいいの!」

 

その言葉は深く俺の心に刻み込まれた。

そして、俺は次のページを開く。

 

第3章 NOBODY

「タイムマシン」によりすっかり気持ちが落ち着いた俺。

どうやら次はラグビー試合中に怪我をして命を落としそうになった少年が、脳死した他人の身体に脳を移すことにより生還した話らしい。

もう設定からして少年の葛藤が描かれていくんだろうなと予想していたが、案の定話はそう進んだ。

 

だが、そこに描かれていた世界は俺の想像の遥か上を行っていた。

脳移植によって起こりうる様々な問題、複雑な人間関係、巧みな心理描写。

まさに圧巻だった。

 

脳移植により家族、恋人、そして自分を失いかけた少年が新たな姿となり立ち直っていく姿が圧倒的な心理描写で描かれている。

web漫画家とは思えないほどの話。

 

そこらへんの紙媒体の連載よりよっぽど面白い。

「NOBODY」の余韻に浸りながら俺は次のページを開く。

 

第4章 説得ゲーム

「おっ、いよいよタイトルの話が来たか」

思わず1人で口に出してしまう。

 

ただ、1ページ目で半裸の少女が出てきた時は少しビビった。どうやらゲーム会社の新作ゲーム発表会の作品のよう。

 

それにしても、わざわざこの作品を1ページ目に持っていく必要性ないだろとどうでもいいことを思う俺。

内容的には、その新作ゲーム発表会で持ち帰った1つの作品の話らしい。

 

そのゲームの名は「説得ゲーム」

自殺志願者を説得できれば、ゲームクリアらしい。そしてクリアすると賞金1千万がもらえるらしい。

 

設定からしてもう面白くねと思う私はスラスラとリズム良く読み進めて行った。

読了後は温かい何かに包まれたような感覚に陥り、「ヒトってやっぱり温かいよな…」と思わず呟いてしまった。

 

30秒ほど上を向き、余韻に浸っていた私はもう一度漫画を手に取り最後の話へと飛び込んだ。

 

第5章 クバード・シンドローム

一体最後はどんな話で締めくくるのだろうと思っていた私は2ページ目で吹き出した。

どうやら、子供を産むことが出来ない女性のために男性が妊娠できるようになったという世界の話らしい。

 

最初は「なんだ、コメディで締めるのか。期待外れかな。」と思っていた。

だけど、設定とは裏腹に妊娠で感じる女性特有の辛さなども繊細に描かれていて俺はどんどん引き込まれていった。

 

「本当の幸せって何だろう。」

 

そんなことを考えさせられ、短編とは思えないほどの満足感を得られた。

読了後はしばらく立ち上がることが出来ず、その場で余韻に浸っていた。

 

エピローグ ”こいつ”が俺に与えたもの

余韻に浸りつつ、俺はこいつが与えてくれたものを噛み締めていた。

最初はただのSF漫画としか思っていなかったが、見事に予想を裏切られてそして見事なまでの心理描写を見せてきた。

 

「正直、web漫画をなめていた。」

明らかに有名漫画雑誌の連載陣より面白かった。というか、誰しも共感できるようなヒトの温かさや脆さ、そんなものが描かれていた。

 

そして、最後に俺はこう思った。

「これは漫画を読むというより人を見るに近いな」

余韻に浸り終えた俺は静かにこいつを閉じた。

 

そしてパソコンの電源をつけ、ブログを開く。

「あの天才web漫画家・戸田誠二の『説得ゲーム』の感想を上映する。」

そんなタイトルをつけて、俺は文章を書き出した。

「はい、こんにちは。lifeです。」

スポンサーリンク

-SF, ハートフル・泣ける, 漫画紹介, 短編集

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

【王道を貫く『青の祓魔師』を評価してみた!】ここが良い/ここがイマイチ

はい、こんにちは。lifeです。 今回は王道バトルファンタジー漫画『青の祓魔師』の紹介をしていこうと思います。 悪魔の血を継ぐ少年・奥村燐の前に、突如父を名乗る魔神が現れ、悪魔が棲む虚無界へと連れ去ろ …

時系列ミステリー「BILLY BAT」をおすすめする。[感想]

はい、こんにちは。lifeです。 今回は私がおすすめするミステリー漫画「BILLY BAT」を紹介したいと思います。 ではでは、早速いきます。 スポンサーリンク 目次1 あらすじと内容紹介2 おすすめ …

能力バトル漫画『うえきの法則』は面白い!?続編は読むべき?

能力系漫画といえば『ハンターハンター』ですが、2番目、もしくはハンターハンター超えとも言われる作品が『うえきの法則』です。 私も多くの方におすすめされていたので実際に読んでみました。 結論から言えば結 …

時が止まった世界で繰り広げられるサスペンス『刻刻』とは!?

はい、こんにちは。lifeです。 今回はタイトルにもある通り刻刻という漫画を紹介したいと思います! 一応、2011年のマンガ大賞ノミネート作品なのですが認知度があまり高くないように感じます。 &nbs …

今話題の「ゴールデンカムイ」のあらすじと感想を書く。

はい、こんにちは。lifeです。 今回は「ゴールデンカムイ」を読んでみたので感想を書こうと思います。 ゴールデンカムイといえば2016年のマンガ大賞で優勝した作品ですね。 私は少し前から読ませて頂いて …

コミカレコカの管理人のlifeです。ちなみによく勘違いされるが本名ではない。

小さい頃から漫画が好きで読んできた漫画はおそらく1000作品以上。

ここで長く自己紹介する気はないので、私のことをもっと知りたい人や漫画情報が知りたい人はTwitterをやっていますのでこちらをどうぞ。

また、はてなブログの方で雑記もやっているので、くだらないことしか書いてませんが気になる方はこちらからどうぞ。

カテゴリー

アーカイブ