漫画まとめ

【随時更新】本当に面白い!!おすすめ漫画10作品はこれだ!!

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普段、私は漫画1作品にスポットを当てた記事を書いていますが、それだと正直どれが本当におすすめなのか分からないですよね。

 

というわけで、今回は悩みに悩み今まで読んだ漫画の中でのベスト10を選んだので、それを全力で紹介していきたいと思います。本当はこの記事を書く前に「漫画 おすすめ」で検索すると上位にでてくるような100作品くらいを羅列した記事を書いたんですけど、長すぎて読まれないだろうなと感じたので今回はこういう形にしました。

 

基本的なルールとしてはこんな感じ。

  • 完結済みもしくは連載から1年は経過している作品であること。
  • 現在のリストの漫画を超える作品を見つけ次第、もともとの作品は削除し新たな作品を追加します。なので10作品以上にはならないです。
  • 完全に私の好みで選んでいるのでジャンルにも偏りはあります。
  • 母数(読んできた漫画の数)は1000作品は超えていると思います。

それでは、こんな感じで紹介していきたいと思います。ここではあまり長めの紹介はしないので詳しくは個別の紹介記事をご覧ください。記事全体としてはかなり長くなっているので目次もお使いください。

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村上かつら短編集1/村上かつら 全1巻(恋愛)

最初から短編集になってしまうんですけど、まずは村上かつら先生の『村上かつら短編集1』。短編は全5話となっていて、どれも普通の恋愛とは少し違います。中高生向けというよりはかなりドロドロした内容も多いため大人向けの作品です。

 

1話目の『天使の噛み傷』は彼女持ちの男子大学生・飯田くんと少し変わった女子大学生・牛島さんのお話。牛島さんの何が変わっているかというと恋愛観。牛島さんはカラダ目当ての恋愛と性格目当ての恋愛は本質的には変わらないんじゃないかと言うんです。

少し作品から引用させてもらいますね。

女の人ってみんな、「カラダ目当て」だと怒るのに、「性格目当て」のことは「愛」っていうでしょ。どっちもその人にまつわる一項目のなのに、同じ単位でかぞえられないのはなぜでしょうか?求められていることに変わりはないのに。求められていることは、…..うれしいことなのに…

こう思っている牛島さんは一宿一飯の恩をFで返すんです。そうF。まあ、男の人ならそれが1番喜ぶんだろうと思っているんです。でも、飯田くんはピュアなためそれは良くないことだと思います。

 

この2人の掛け合いがすごく面白いんです。「愛」のかたちってなんだろうと考えさせられるお話でした。人間は不思議なもので同じ人間のことは食べようとしないし、好きな人以外との性行為はいけないものと思っているんです。そんな人間の倫理観に囚われない牛島さんの恋愛観は無垢で美しいなと思いました。

 

こんな感じの話が1話目の『天使の噛み傷』で、2話目は別れようと決めてから好きになってしまう男女の話。そして3話目はずっと好きだった幼馴染を他の女に奪われてしまった女の子の話。4話目は彼女の妹に惹かれてしまう男の子の話。5話目はブスな女の子がかっこいいって話(意味わからん

 

どれも本当に面白くて読み応えのある話です。最近の流行りであるラブコメや純愛ものの少女漫画とはひと味違ったテイストの作品です。恋愛ものと言えばどうしても薄っぺらい内容になりがちですが、これは本当に濃くて深かったです。

 

数ある短編集の中でも1番好きな作品であり、私の恋愛感に衝撃を与えた作品でもあります。FだのBだのそういうワードに抵抗がないのであれば是非読んでほしい作品です。

詳しくはこちらの記事で紹介していますので興味のある方は読んでみてください。

 

バガボンド/井上雄彦 既刊37巻(歴史、人生)

次は「おすすめの漫画を1つ教えてくれ」と言われたらまず挙げる『バガボンド』。

本当に大好きな作品で、人生のモットーにしている名言もあるくらいです。

かなり有名な作品なので知っている方も多いかと思いますが、あらすじを簡単に説明すると、かの有名な宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の戦いまでを描いた作品になります。

 

よくただの歴史漫画と勘違いされますが、全然違います。これは人生を見て人生を学べる漫画です。本当に果てしなく深くて、考えさせられます。

 

そして、物語もさることながら画力も驚くべきほど高いです。個人的には漫画家の中でも1番上手いと思います。本当に決闘の際の描写なんかは鳥肌もので、それ以外の背景描写なんかも完璧です。見たことがない人のために1コマだけ引用するとこんな感じです。

(バガボンド27巻より引用)

いや、もう神かよ。笑

本当は1枚絵の方が見栄えが良いのでそっちを使いたかったんですけど、私は紙派のため直撮りなんですよね。そうなると見開きは写しづらいんですよ。でも、正直このコマも凄いですけどね。画力の高さが光る戦いの描写です。

 

でもね、私がこの漫画の中で1番好きな部分は絵じゃないんです。ストーリーなんです。

1つ面白かった話を挙げるとこんな感じ。それは『強さ』について主人公・宮本武蔵と武の仙人のようなじじい・胤栄が語り合っていたシーン。

 

武蔵は胤栄に「強さとは何なのか」を問おうとします。でも、胤栄はこう答える。

海を泳いでる最中には海の広さはわからんよ

(バガボンド4巻より引用)

つまり、本当に強いものになった時に本当の強さがなんなのか分かるということです。

バガボンドにはこういった人生にヒントを与えてくれるような名言が数多く登場します。そして、1つ1つの話、武蔵の成長は漫画の中の話だけではありません。それは生きた教訓として私の中にあり続けています。

 

「私はバガボンドに育てられた」

そう言っても過言ではないほど私はこの作品から影響を受けています。なので、本当に多くの人に読んでもらいたいです。是非この深すぎる物語を味わってほしいです。詳しくはこちらで紹介しているので興味がある方は読んでみてください。

 

マルドゥック・スクランブル/大今良時、冲方丁 全7巻(SF)

聲の形で大ヒットした大今良時先生のデビュー作です。個人的にはSF漫画の最高傑作です。本当に話の運び方から心情描写まで完璧で、完成度が飛び抜けて高いです。

少しあらすじを説明しながら魅力を伝えていきますね。

 

貧しいため身体を売ることでしか生きられない少女・バロット。そんな彼女はある日、謎の男・シェルに拾われる。だが、その善行の裏にはある思惑がうごめいていた。

狙いはマネーロンダリング。バロットはシェルに殺されそうになるが、なんとか間一髪のところで委任事件担当捜査官・イースターと人語を理解するネズミ型兵器・ウフコックに救出される。

そして、そこでバロットは治療のためマルドゥックスクランブル09法で禁じられた科学技術の施術を受けるのであった。その施術により高度な電子干渉能力を手に入れ、身の回りの電子機器を自由自在に操れるように。強力な力を手に入れたバロットはイースター、ウフコックと共にシェルの犯罪を追うことになる。

 

とりあえず、電子干渉能力という言葉だけで厨二心がくすぶられますよね。分かります。

まず、あらすじや設定からして面白すぎるんですけど、本当に面白いのは話の展開、そして心情描写です。

 

私が個人的に1番凄いなと思ったのはバロットが自分の力を乱用してしまうシーン。

強い力を得たバロット、だんだん戦闘が楽しくなってしまいます。その狂った表情が本当に鳥肌モノです。私も敵に同情してしまいました。聲の形を読んだ人は分かると思いますが、大今良時先生の心情描写は本当に素晴らしいですよね。

 

そして、絵はもちろんのことストーリーの構成、運びも最高なんですよ。○○編、○○編という感じで明確に区分できるほど分かりやすい作りになっています。私が1番好きだったのはカジノ編、頭脳戦が面白くて手に汗握る展開でした。

 

最初から最後までテンポよく進むのでグダることもなく、気持ちよく読めました。

普通、漫画を読むと「ここで終わり!?」とか「あそこはグダったな」とか少しは思うじゃないですか。でも、この作品はそれが一切なかったです。(続編期待の気持ちはありました

余韻の残し方も完璧だし、本当に何度読んでも飽きない作品です。

詳しい紹介はこちらで書いていますので、よければご覧ください。

 

サンクチュアリ/史村翔、池上遼一 全12巻(政治)

いきなり政治漫画という小難しそうなのをつっこんで申し訳ない。でも、これが最高に面白いんですよ。そこまで政治の専門的な知識が出て来るわけでもないので中学生くらいでも楽しんで読めると思います。あらすじを簡単に紹介するとこんな感じ。

 

老害ばかりが居座る国会、そして日本の閉塞感に憤りを感じた青年2人。北条彰と浅見千秋。北条は裏から浅見をサポートするため極道のトップへ、そして浅見は表舞台で日本の政治を変えるため総理大臣の座を狙う。2人の前に立ちはだかる巨大権力、果たして2人は日本を変えられるのか。

 

政治漫画と言えば「作者の政治思想なんか刷り込まれたくねえ」とか思う人もいるかもしれませんが、これは漫画としてして本当に面白いので読みましょう。別に私も作中の政治思想が…とかいう理由でおすすめしているわけじゃないですから。

 

なによりの魅力は登場人物が熱すぎることなんです。もうね、かっこいいんですよ。正直、私は男ですが惚れました。私の1番好きなキャラは暴力団の渡海というやつなんですけど、この男は極道の中の極道です。めっちゃ馬鹿なんですけど、人情だけは絶対に捨てないんです。仲間は大切に、自分の信条は死んでも曲げないような男です。

言動の一つ一つがかっこよくて震えました。これ以上カッコイイ漢なんていねえ。

(サンクチュアリ12巻より引用)

そして、登場人物がカッコいいのはもちろんのこと、ストーリーも最高なんです。

スピード感、展開、構成のどれをとっても最高と言わざるを得ない出来です。一度読み始めてしまえば全12巻なんてあっという間です。クライマックスも最高に泣けるし、途中の展開は激アツだし何もかも最高なんです。本当に完成度が高すぎる。

 

正直、表紙も内容も難しそうで遠ざけちゃうと思うんですけど、これを読まないのは損です。政治に興味を持つという意味でも全然アリな漫画だと思うので中高生にも読んでほしいですね。現実的かどうかとかではなく作中にでてくる政策はなかなかユニークで面白いですよ。

本当に色々な人に読んでもらいたい漫画です。詳しい紹介はこちらで書いていますので興味のある方はご覧ください。(今、ラスト5ページを読み返しました。泣きました。

 

3月のライオン/羽海野チカ 既刊12巻(人間ドラマ)

次はアニメ化、実写映画化もされ今話題の『3月のライオン』です。これが本当に大好きなんです。本当に心に響くし、嗚咽してしまうほど感情移入できます。内容は将棋を題材にした人間ドラマなんですけど、将棋の知識が全くなくても楽しめます。

 

とにかく何が魅力なのかと言うと人間ドラマなんです。本当に感動するシーンの演出が素晴らしくて、読むと必ず泣いてしまいます。笑

「なに?演出?そんなんどの漫画も変わらねえだろ」と思う人。それが全然違うんですよ。例えばこのページ。

(3月のライオン1巻より引用)

このページには3つの語りがあります。

1つは2人の会話文。2つ目は主人公である零の心の声。そして3つ目は零視点で詠んだ詩のようなものです。これが素晴らしいんですよ。特に詩のような表現が美しすぎます。

この素晴らしさを読んでいるあなたにも理解してほしいので少し解説しますね。

 

これはお盆の日の出来事です。川本家のお父さんは家を飛び出し、お母さんは他界しているため今年のお盆は姉妹とおじいちゃんのみです。そこに訪れたのが主人公の零。零も両親を交通事故でなくしているため、1人です。そんな似たような境遇の2人、零とひなた。

でも、決定的に違うことがあります。ひなたは普段は泣かず強い女の子のようですが、やはりお盆ともなると思い出し泣いてしまいます。でも、零は泣いても無駄と思ってしまい、それ以来寂しさは胸の内に秘め、絶対に泣きません。感情を露わにするひなた、そして自分を押し殺し感情を捨てた零。そして、それでも変わらない七月の夜空。その対比が悲しく美しいんです。

 

3月のライオンではこんな感じの胸が苦しくなるような場面が数多くあります。そして、これは1巻なんですけど、物語が進むごとに話は重くなります。私もたまにページを進められない時があります。でも、読まなければと思わせる素晴らしさがこの漫画にはあるんです。

 

そして、人間ドラマはもちろん、少女漫画家なので恋愛要素もしっかりあります。私もハチクロが大好きでしたが、羽海野チカ先生の恋愛がしっかりと3月のライオンにもあります。大きな動きは10巻くらいでそれまではあまり恋愛要素はないんですけど、しっかりありますのでご安心ください。

 

他の漫画の紹介より少し長くなりましたが、あと1つ魅力を語らせてください。

それは人の温かさと成長です。これが最高なんです。登場人物の全員が人間臭くて、温かい人ばかりなんです。1番冷たいのは明らかに零なんですけど、そんな零も色んな人と出会う中で成長していき表情が明るくなっていきます。これを読んでいると「やっぱり人は1人では生きていけないんだなあ」とか思って心がほっこりします。ギャグパートも温かくていいです。”人”の温かさを感じたいなら是非読んでみてください。アニメよりも原作を強くおすすめします。

詳しい紹介はこちらで書いていますので興味のある方は是非お読みください。

 

ミスミソウ/押切蓮介 全2巻(サスペンスホラー)

次は漫画好きの中にも好きな人が多い『ミスミソウ』です。先程紹介した3月のライオンが光のストーリーだとするとこちらは闇のストーリーですね。とにかく人間の負の部分にスポットが当てられた作品になっています。そのため、あまり人におすすめできる作品ではないんですけど、個人的には凄く面白いと思った作品なので今回は紹介します。

 

この作品の内容を簡単に説明すると、都会から田舎に引っ越した女の子がいじめられ、いじめっ子に復讐する話です。これだけ聞いても胸糞悪いんですけど、最後まで読むと誰も救われずさらに胸糞悪くなります。笑

 

ならなんでこの作品が面白いのか。それは人間の狂気をこれ以上ないくらいに残酷に描写しているからです。人間の狂気を題材にしている漫画って少しは緩みとか甘みがあるじゃないですか。でも『ミスミソウ』にはそういったのが一切ないんです。最初から最後まで一貫して人間の怖さが描かれています。

 

小学生が放火するなど一見人間離れした狂人のように見えますが、それが最も人間らしい姿なんです。人間の抑圧された欲望、そして理性の喪失を凄く正確に表現しています。それは恐ろしくもありますが、それよりも美しいんです。

 

ここまで書くと私が変態のように思えますが、ストーリーも面白いです。話の運び方はスピード感があって凄く良いですし、最後に明らかとなる真実も本当に衝撃を受けます。

単行本では3巻完結、完全版では2巻完結なので完成度は本当に高いです。

 

私も凄いと思いますが、やっぱり高評価の理由で多いのはラストの素晴らしさですね。あれは凄いと思います。本当に切なすぎて、なにか大切なものを失った気持ちになります。そして、その前の畳み方も凄いんです。最後だから少し伸ばそうなんて気持ちはなく最高速度で駆け抜けていきます。話は重すぎるのでここでページをめくれるかですね。

 

万人におすすめできる作品ではないですが、人間の狂気を見たい人、誰も救われない話が大丈夫な人は是非読んでみてください。完成度は本当に高く面白い作品なのでおすすめです。

 

ちなみに完全版の方には描き下ろしエピソードがあるので、紙で読むなら完全版をおすすめします。

詳しい紹介はこちらで書いていますのでよければお読みください。

 

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所/西義之 全18巻(ファンタジー)

今回紹介する中では唯一の王道少年漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』です。「1番好きな漫画は?」と聞かれるともしかしたらこの作品かもしれません。評価はかなり分かれる作品で作品としての完成度もそこまで高くないかもしれません。

それでも私はこの作品が大好きなんです。少しグダったとしてもそれを気にさせないくらい読者を引きつける魅力があるんです。

 

あらすじとしては魔法律執行人のムヒョとその助手ロージーが悩める人のために悪霊を祓っていく物語です。前半はコナン形式の1事件1話みたいな感じなんですけど、途中からバトル要素も含んだ長編に変わります。ここが評価の分かれ目ですが私は最初のホラーも後半のバトルも好きでした。

 

何が良いかというとやっぱりキャラの良さなんですよね。少年漫画と言えば努力キャラが主人公のことが多いですよね。でもこの漫画の主人公のムヒョは天才です。それでいてすごく憎たらしいです。助手のロージーは努力家タイプなんですけどね。そして周りには温かい仲間たち、ダークサイドに堕ちてしまった旧友。王道そのものですね、これが最高なんです。

あと今井さんというぐうかわな女キャラもいるので読むしかないです。

 

そしてキャラが良いのはもちろんのことストーリーもクッソいいんですよ。泣ける、とにかく泣ける。特に節目となる15巻では3回泣きました。ファンタジー要素、バトル要素はもちろんなんですけど、それと同時に繰り広げられる人間ドラマも最高なんですよ。仲間の絆最高かよってなります。

 

バトルシーンはかなり批判されていますが私は好きでした。地面から地獄の使者が出て来るシーンとかカッコよすぎですし、少年漫画必須キャラの強すぎる仙人キャラも登場して激アツです。これがそのバトルシーンです。名前とかセリフも厨二臭くて最高です。

(ムヒョとロージーの魔法律相談事務所10巻より引用)

でも実はこの漫画、打ち切りのような形で幕を閉じているんですよね。一応の節目として15巻で完結しています。16〜18巻は本当におまけのような話です。いや、ほんとはしっかり描こうとしたのかもしれませんけど、打ち切りエンドのような終わり方になっています。

まあ、それでも読者としては後日談を読んでいるようで良かったですけどね。ポニーテール姿のあの方を見れるしね(読んだ人しか分からない

 

作品が好きすぎて読んだ人しか分からない話までしてしまいましたが、そうなってしまうくらい大好きな作品なんです。正直、絵柄も独特なので苦手な人は苦手かもしれませんが、是非読んでほしいです。ちなみに私の唯一フォローしている漫画家が西義之先生です。もう、ただただファンなんです。詳しい紹介はこちらで書いているので興味のない方も読んで下さい。ムヒョロジ最高!!

 

アドルフに告ぐ/手塚治虫 全5巻(歴史)

正直入れるか迷いました、手塚治虫先生の『アドルフに告ぐ』です。というのもこういう漫画の神様と呼ばれるような作品を入れてしまうのはどうかなとも思ったからです。

 

でも、実際読んだことある人少ないですよね?有名ですけど読んでいるという人は少ないはず。それに「こんな古い漫画のどこが面白いんだよ」という人もいるはず。今回はだからこそ紹介します。私はこの漫画になら文句なしの100点をつけます。それほどの名作です。

 

内容は第二次世界大戦前後のドイツでのナチスの興亡、そして迫害です。なのでジャンルは歴史漫画になると思うんですけど、登場人物、ストーリー共に史実とは異なることもあります。大きく分けてテーマは3つ。人種差別、イデオロギー、正義です。

めっちゃ難しそうに見えますが、実際難しいです。正直中学生くらいは読みづらいかも。

でも絶対、読了後は「読んで良かった!」ってなるはずです、そういう漫画なんです。

 

私は漫画が好きでも好きじゃなくてもこの作品だけはみんなが読むべき作品だと思います。理由として学ぶべきこと、考えさせられることが多くあるからです。私が1番考えさせられたのは人種差別について。

 

この漫画で描かれているようにかつてのドイツではナチスによるユダヤ人への迫害がありました。子供にまでそういった教育で洗脳し、そして異議を唱えるものは捕らえられます。だから、なおさら国は一色に染まる。この国家への忠誠が本当に狂っているなと思いました。

 

でも、作中の何人かはしっかりと気づいているんです。人はみんな人であると。そして人種差別の先に残るものはないことを。

日本に住んでいればあまり考えないことですが、世界ではごく普通に今でも起こっていることです。他人事だと思わないで読んでほしい、手塚治虫先生のメッセージがそこにあります。

 

そして、ここまで読んでいると「やっぱりすげえ堅苦しい漫画じゃねえか」と思うかもしれませんが、漫画としても本当に完成度が高いです。展開、構成は完璧とも言える完成度でストーリーも凄く面白いです。やっぱりマンガの神様と言われるだけあります。『アドルフに告ぐ』は1983年の作品ですが現代の漫画と比べても負けないどころか全然面白いと思います。

 

読んだことのない人は是非一度読んでほしい。本当に学べて楽しめて最高な漫画ですから。こういう伝説的な作品はなかなか手が出しづらいと思いますが、そんな作品たちの中でもこれだけは読んでほしい、そんな作品です。詳しい紹介はこちらで書いているので、興味のある方はお読みください。

 

神様がうそをつく。/尾崎かおり 全1巻(ジュブナイル)

次は最高のジュブナイル漫画『神様がうそをつく。』です。これがね、凄く良い作品なんですよ。多くの漫画好きがおすすめしている作品ですが、いまいち有名じゃない漫画です。私が今まで読んだ1巻完結の中では間違いなく最高の完成度なんですけどね。

 

主人公は小学生の男女2人。2人は夏のある日2人だけの秘密を共有することになります。

無垢で純粋な小学生、その周りにあるのは大人たちの嘘。あまりネタバレをしすぎると面白くないのでここではこんな感じ!もう少し知りたい方は個別記事を読んで下さい。

 

そして、次はこの漫画の魅力についてなんですが、これは簡単です。

ジュブナイル。何と言ってもやはりジュブナイルです。この作品では少年期の純粋な心、そして脆さ、強さがとても上手に描かれています。

 

子供っていくら親が間違っていると思ってもやっぱり頼るのは親なんですよ。親の言葉が嘘だと分かっていても自分の中で浄化して正当化しちゃうんです。その心理が痛いくらいに的確に描かれています。

 

そして次に凄いなと思ったのは厳しい現実をありのまま描いていることです。正直、私は読む前まで「小学生が主人公ならそこまでエグい話はないだろ」と思っていました。

でも、中身は違いました。後半はかなりきつくて読んでいて胸が苦しくなりました。

 

でも、クライマックスにはしっかりと希望の光が見えるので救われました。終盤はかなり話が重たくなるので読む時は覚悟して読んで下さい。

 

最後に読了感についてですが、これについては最高でした。タイトル回収も綺麗で、余韻の残し方も良かったです。本当に完成度に関しては文句のつけようがないです。1巻完結で手の出しやすい作品だと思うので読んだことのない人は是非読んでみて下さい。

詳しい紹介はこちらで書いています。気になった方は読んでみて下さい。

 

ウルトラヘヴン/小池桂一 既刊3巻(?)

最後はやっぱりこの作品『ウルトラヘヴン』です。私のブログを読んでいる方なら分かると思うのですが、私のまとめ記事にはしつこく登場している作品です。それくらい好きってことだから許して!

 

ジャンルは?としましたが、内容は薬事法が改正されドラッグの使用が解禁された時代のトリップ漫画になっています。「なら、トリップ漫画で良くない?」

違うんです。薬物メインは1巻のみなんです。それ以降は仏教の唯識論とかの話になっていきます。そのため、ジャンル分けはできない作品なんです。

 

この漫画の何が凄いのかと言えばまずはその”表現”です。これがえげつないです。

読んだ人全員が口を揃えて言うのが常識外れなコマの使い方。これを見て下さい。

(ウルトラヘヴン1巻より引用)

はい、もう頭がぶっとんでますね。そうなんです、ウルトラヘヴンに漫画の常識は通用しないんです。初めてこのコマ使いを見たとき、私は漫画の新たな可能性を目にすることができました。これほどまで薬物のトリップ現象を分かりやすく描いた漫画があったでしょうか。これは超えられない壁だなと思いました。

 

でも、おそらくこのコマは酔う人は酔ってしまうと思います。そういう人にはおすすめできない漫画ですね。まあ、とは言っても普通の会話シーンとかは普通のコマ使いなんですけどね。

 

そして、絵が凄いのは分かって頂けたと思うんですけど、ストーリーも凄いんですよ。

めっちゃ深い。深すぎて理解が追いつかないことがあるくらいです。簡単に言えば倫理なんですよね。ウルトラヘヴンでは「世界は本当に存在するのか」という問題が取り上げられています。

 

ウルトラヘヴンの中ではこんなことが語られています。

つまり私たちが知覚する現実とは私たちの脳によって生み出されるバーチャルであると気づくこと

(ウルトラヘヴン2巻より引用)

つまり、世界は個々の認識でしかないのではないかということです。作中で主人公たちは薬物により現実と幻覚の区別がつかなくなりますが、実際も似たようなものではないかということです。つまり、個人が物質を….とこれ以上書くと漫画の紹介の域を越しそうなのでここで止めます。こういう話が気になる人は実際に漫画を読んでみて下さい。

 

なんか途中から難しい話になってしまいましたが、これほど独特な唯一無二の漫画はないと思います。私の中の漫画の常識をぶち破ってくれた漫画であり、価値観にも大きな影響を与えた作品です。あまり好かれる内容ではないのは承知ですが、是非読んでみてほしいです。

詳しい紹介はこちらで書いているので気になった方は読んでみて下さい。

 

最後に

はい、いかがでしたでしょうか。とは言ってもやっぱり漫画の好みは人それぞれだと思うので「あれが入ってない!」とかはあると思います。特にウルトラヘヴンに関しては完全に好み分かれますよね。笑

 

でも、やっぱり読んでもらいたい。ここで紹介した漫画はどの作品も私が胸を張っておすすめできる漫画なので。ここで取り上げていない漫画でも大好きな作品はいっぱいあるんですけどね。全てを紹介するとそれこそ長すぎますからね。笑

 

そして、最初で書いた通り、ここの漫画のリストは随時更新予定です。せっかく書いた紹介文を消すのは嫌ですが、増やすだけにしてしまうと量が増えて厳選した意味が無くなるので。だから作品が消える前に読んでほしいです。更新のお知らせはTwitterでするのでこちらをフォローしてくれるとありがたいです。

 

それでは今回はこんな感じで!長い間お付き合いありがとうございました。他にも漫画紹介記事は色々書いているので良ければ読んでいって下さい。では!!

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