ジャンル分け不可 漫画紹介

漫画を超えた漫画『ウルトラヘヴン』は読まなきゃ人生損するレベルで面白い

投稿日:2017年1月25日 更新日:

私は生まれてからおそらく1000タイトル以上の漫画を読んできました。

今回はその1000タイトル以上の漫画の中で、私が1番好きな漫画『ウルトラヘヴン』の紹介をしていきたいと思います。

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漫画好きの間ではかなり有名な漫画かと思いますが、一般的にはかなりマイナーな漫画になるかと思います。

言葉で表せないほど大好きな作品で、初めて読んだときは自然と涙が落ちました。泣ける漫画というわけではないのですが、作品のすばらしさに感動しました。

 

ひとことで言ってしまえば薬物中毒のトリップ漫画ですが、私はこんな漫画はこれまでも、そしてこれからも2度と読めないだろうなと思います。

 

はっきり言って文字に起こすのが難しい漫画ではありますが、なるべく分かりやすく、そして多くの人にこの作品のすばらしさを共感してもらうため文章を書き起こしていきたいと思います。

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ウルトラヘヴンとはどんな漫画なのか

それではまず『ウルトラヘヴン』とはどんな漫画なのかを簡単に説明していこうと思います。

内容紹介についてはAmazonの説明が分かりやすかったので引用させて頂きます。

 

近未来――世界は多様なドラッグの出現によって、様々な精神世界を体験できるようになっていた……。イメージの天才・小池桂一が、衝撃的な筆致で縦横無尽に描く、トリップシーン! まるでジェットコースターのように流れる幻想の洪水を、ぜひ体験してください。

 

誰でも薬物が使えるようになった時代で薬物中毒になっていく人々の禁断症状などを描いた作品です。

1巻ではトリップ描写がメインとなっていますが、2巻以降は「私たちのみている世界は認識でしかない」みたいな深い話になっていきます。

 

独特なコマの使い方による精神世界の描写を得意とした漫画であり、文字どおりこれまでの漫画の常識のわくをぶち破っています。

作者は史上最年少の16歳で手塚賞に選ばれた小池桂一先生で、最新巻が出るスピードがあまりにも遅いため、一部では幻の漫画家とも言われています。

いろいろと謎が多い漫画家ですが、日本の漫画史に残るであろう天才の1人です。

 

この『ウルトラヘヴン』も刊行スピードは

1巻が2002年、2巻が2005年、3巻が2009年と、ものすごく遅いです。完結するかどうかは不安ですが、未完結だとしても読む価値のある名作です。

それでは内容紹介はここまでとし、これからは『ウルトラヘヴン』の魅力をまとめていきたいと思います。

 

ウルトラヘヴンの魅力は何なのか

コマの使い方が常識を超えている

まず1つ目の魅力はこれかと思います。

実際にコマを見てもらったほうがわかりやすいと思うのでまずはこちらをご覧ください。

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ウルトラヘヴン/小池桂一 1巻より引用

 

見たらわかると思うんですけど、イかれています。普通の漫画だとコマの使い方は四角、変わった作品でもまるだと思うんですけど『ウルトラヘヴン』はもうこんな感じに曲がっちゃってます。

 

人によっては酔うかもしれませんが、好きな人はほんとにハマっていくタイプの表現かと思います。

薬物とはまた違いますが、インフルエンザなどの高熱で目の前がクラクラしたことのある人なら共感できる描写じゃないでしょうか。

 

ただ、注意してほしいのは、このような描写がでてくるのはトリップ描写のときのみですので、普通の場面ではよくあるコマ使いです。

全てのページのコマが曲がっていたら多分みんな酔ってしまいます。

 

1巻ではこのような絵が多いんですけど、2、3巻はストーリーがメインになっていくので少なくなっています。

なので、このコマ使いが見られるのは主に1巻なんですけど、漫画好きには是非見てほしいです。これまでの漫画に対する常識が変わるはずです。

 

ストーリーが深い、深すぎる

次の魅力がこれです。また、2、3巻の好き嫌いが分かれるのがこの部分です。

ひとことで言うと倫理です。そう、高校で習う「我思う、故に我あり」みたいなやつです。

 

『ウルトラヘヴン』は2巻から一気に方向転換し「私たちがみている世界は認識でしかない」というような話になっていきます。

私の言葉だけだと分かりづらいので少し作品から引用させて頂きます。

 

つまり私たちが知覚する現実とは私たちの脳によって生み出されるバーチャルであると気づくこと

ウルトラヘヴン2巻より引用

 

なかには難しい言葉も出てきたりします。

なので調べながら読まなきゃいけないところがあるかと思いますが、私は面白い考え方だなと思います。

仏教で言えば唯識論みたいなものになりますが、長くなるのでここでは省略します。

 

でも、これが薬物とどう関係してくるの?と思うかもしれません。

少しネタバレになりますが、主人公は幻覚と現実の区別がつかなくなります(もちろん、読者からも分からなくなります

 

読者の視点を主人公と同じにして、読んでいる側をだますような描写もあってほんとに面白いです。こういう風に薬物という1巻の本筋は見失うことなく濃厚なストーリーが加わってきます。

神様の話とかも出てくるので宗教的なストーリーが好きな人はかなりハマるかもしれません。

 

唯一無二の漫画である

冒頭でも書いたとおり、これまでには類を見ない漫画です。そして、おそらくこれからもこんな漫画を描ける人は現れないでしょう。

画力、構成力、そして着想力、全てが私の中で最高評価です。

 

色々な漫画を読んできて、正直に言うと、刺激が足りないと感じていました。

そんなときに手に取ったのがこの漫画です。

「こんな漫画もあるのか。まだまだ漫画の世界は広いんだな。」と私をより漫画オタクにさせた作品です。

 

色々な漫画を読んで、新たな刺激を求めている方は一度読んでみてください。

世界が変わりますから。

ほんとにタイトルどおりですが「漫画を超えた漫画」という言葉が1番しっくりくるかと思います。

 

まとめ

はい、今回は私の1番大好きな漫画である『ウルトラヘヴン』の紹介をしてみました。

ほんとに好きすぎて、語りだすと「何ページのここのシーンが最高に震えるんだ。そして、ここの…」という風になってしまうので、今回はここでやめておきます。

 

漫画まとめ記事でも何度もリストアップしているので「どんだけ同じ作品入れるんだよ!」と思うかもしれませんが、それだけ好きだということを察してください。

私のこの1つの記事で1冊でも多く誰かが『ウルトラヘヴン』を読んでくれたらなと思います。

 

好き嫌いがかなり分かれる漫画ですので、あまり強くおすすめはできない作品ですが、漫画好きには一度読んでもらいたい作品です。

それでは、いい終わり方が分からないので最後にひとこと。

「あなたもトリップしてみませんか」

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