痛く切ないジュブナイル『神様がうそをつく。』がすごく良作だった

皆さんは1巻完結の漫画って結構読みますか?

私は読むには読みますけど100作品までは読んでいないと思います。

かなり少ない方だと思うんですけど、単純に1巻完結だと物足りないからです。

ですが、漫画紹介ブロガーとして活動している以上、それなりには読まないとなと思ったので今回はこの作品を読んでみました。

1巻完結の中ではかなり有名な作品ですよね。尾崎かおり先生の『神様がうそをつく。』です。小学生の男女2人だけの秘密の夏休みのお話です。

実はこの漫画を買ったのは1ヶ月前です。なんで読んでいなかったのか。

なんか表紙が好きじゃなかったからです。笑

 

私は表紙買いとか結構するタイプなので、表紙にはこだわりがあります。

最近だと『ディザインズ』なんかは表紙が最高でした。

そして1番嫌いな表紙がこういうアニメっぽい感じのやつです。

 

ということで、今回はあまり期待せず1ページ目を開いたわけなんですけど…

すみませんでした!!(土下座

控えめに言っても最高の完成度でした。いやあ、1巻完結としては高すぎる完成度です。

特筆する素晴らしさはありませんでしたが、普通に完成度が高く面白かったです。

”良い漫画”とはまさにこんな作品だろうなって感じです。

 

とても満足できる漫画でした。まあ、面白くなかったらこうやって記事を書いていないんですけど。笑

というわけで、前置きがかなり長くなりましたが、ここから詳しく紹介や感想を書いていこうと思います。

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2人の少年少女、そして1匹の白猫の出会い

転校してきたときにクラスのヒロインからの告白を断ってしまい、クラスの女子から無視されている少年・七尾なつる。これは彼の11歳の夏の物語。

なつるはサッカー部に入っていて将来有望なストライカーだが、新しいコーチと反りが合わず落ち込んで川を眺めていた。

すると、そこには捨てられた白猫が。とりあえず家に持ち帰るがお母さんは猫アレルギーのため家で飼うことはできない。

どうしようかと途方に暮れ外に出たところ、そこには同じクラスの鈴村理生とその弟らしき少年が歩いていた。

なつるは鈴村にこの白猫を飼うことができないか聞くと鈴村の口からは”よういくひ”。

なりゆきでなつるは鈴村の家まで行くがそこには誰もいない。

そして鈴村の口から驚きの言葉が。

「…私たち二人だけで暮らしてるの 誰にも言わないでね七尾くん」

そしてもうすぐ夏休みが始まる…

 

はい!ここまでが第1話の内容です。基本私のブログではあまりネタバレをしたくないので続きは漫画を読んで下さい。

でも正直めっちゃ気になりますよね。このあとの展開も面白いです。

ちなみにタイトルの意味に関しては最後の方に回収されます。

とりあえずあらすじ紹介はこんな感じで、次からは感想を書いていこうと思います。

 

神様がうそをつく。を読んだ感想

強くてもろくて真っ直ぐで輝いている少年少女

この作品を読んでまず感じたのが”子供の強さ”そして”もろさ”。

主人公が小学生であるため、そういった子供の純粋な心が痛いくらい綺麗に描かれています。嘘だと分かっていても信じたくなる、そんな子供の心情の描写が素晴らしかったです。

 

そして子供ならではの恋愛での青さ、読んでいるこっちがにやけてしまうほど青臭いです。

2人で手を繋いで夏祭りなんて聞いただけでドキドキしますよね。

 

そういう子供らしさの描写の中でも1番好きだった描写、というか描き方は親への依存です。やっぱり、どれだけ強くてもまだ小学生です。

結局は親が頼りなんです。そういう親の大切さがしみじみと伝わってきました。

 

父親はいないけど母親はいるなつる、どちらの親もいない理生。

そんな2人の親に対する思いが痛いくらい伝わってきました。

こういう漫画こそ映画化して子供たちに見てほしいなと思いました。

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厳しい現実、そして見える希望

こういう作品って大体は作品自体のテイストが優しいじゃないですか、しかも今回の作品の主人公は小学生。そこまできつい描写はないと思っていました。

 

実際はありました、厳しい現実が。内容は言いませんが読んでいてページを閉じたくなるようなきつい描写がいくつかありました。

私もかなりきつかったです。特に理生の親の話とかね。

 

だからこそここまで入り込める漫画になったんでしょうけど。

すごくいい意味でも悪い意味でもリアルでした。自分がその世界の住人であるかのような錯覚に陥りました。

 

でも最後まで読めば、しっかりと希望があったので読了感は良かったです。

中盤は本当に苦しいですが、最後まで読めば少年たちの未来に希望を感じられます。

時をかける少女のようなファンタジー感が表紙からはしますが、意外とリアルで重い作品なのでご注意を。

 

1巻完結としては最高の完成度

読了後の余韻は最高でした。正直これまで読んだ1巻完結の漫画の中では最高の完成度かもしれない。本当にきれいにまとまっていました。

 

起承転結がしっかりしていて、タイトル回収も上手く、余韻の残し方も良かったです。

読了後の心情を一言で表すなら「映画を見たあとのあの感じ」

映画と言ってもいい映画です、あの何とも言えない感じです。

 

10分くらい考えましたがいい言葉が出てきません。言葉では表せないですけど本当に素晴らしい漫画でした。

 

最後に

はい、今回は尾崎かおり『神様がうそをつく。』の紹介、そして感想を書いてみました。

久しぶりの1巻完結の漫画の紹介になりましたが、本当に面白かったです。

 

あ、たった今この作品を一言で表せる言葉を思いつきました。

「ジュブナイル」

 

意味は「少年少女」とか「子供らしさ」という意味ですね。まさしくこの漫画に詰まっているのは子供らしさですね。

 

どう締めればいいのか分からなくなりましたが、本当に完成度が高くいい作品でした。

こういう漫画が好きで、この作品を読んだことがない人がいたら是非読んでほしいです。

 

はい、今回はこんな感じで!最後まで読んでくれてありがとうございました。

他にも色々な漫画を紹介しているのでよければ読んでいってください。では!

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北海道在住のただの漫画好き。読んできた漫画の数はおそらく4桁。 Twitterをやっていますが、7割サイトと関係ない戯言をつぶやいています。 わたしのことをもっと知りたい方はフォローよろしくお願いします。(そんな人いません