降矢まち『きみのこえ。』を読んだ感想。comicoで読める無料漫画!

今回は切なさを感じさせるSF漫画『きみのこえ。』を紹介していきます。

作者は降矢まち先生。非現実の仮想SFでありながら、とても現実的で言葉にならない切なさを感じるストーリーです。

舞台は、数百年前に隕石が衝突したことで半分が消失し汚染された地球。

人々は元の星に戻そうと、長い年月をかけて努力します。しかし、汚染だけは年月がいくらたっても解決できず、抗体を持たないで生まれた人は環境に順応できずに死ぬ運命にありました。

そこで、作られたのは抗体を持たない人々も生きていける隔離施設。

それが数百年後には、ガラスの壁に覆われたドーム状の街に発展し「エルドラ」と名付けられました。

汚染された惑星本体は「ドゥール」と呼ばれ毒のため、両方を行き来することはできませんでした。

これは、内側の世界と外側の世界に生きる少年と少女が出逢い、心を通わせていつか互いに触れ合える日を願い生きるラブストーリー。

lifeさん
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きみのこえ。のあらすじ

ユウヒとイチカの出会い

ユウヒはエルドラの高校生で成績優秀、性格良し、イケメンで誠実な好青年。彼の両親はドゥールの人間ですが、抗体を持たずに生まれたため、生後すぐにエルドラへ移されました。

エルドラもドゥールもそれぞれの世界から出ると体が環境に適応できず死んでしまうので、家族とのつながりは電話での通話や壁越しに互いの様子を確認するのがやっとです。

彼の家族は両親と妹と、そして喋る飼い猫のワルツがいます。

ワルツは最新技術で人工的に作られた存在で、元々はエルドラとドゥールを行き来する体組織の研究を目的に生み出されました。

本来ワルツは実験動物だったのですが、あることがきっかけでユウヒが共に暮らすようになります。

ユウヒのそばには常にワルツがいるので寂しくはありません。ですが、出会いは唐突に訪れます。

エルドラとドゥールの間のガラスの壁を従来よりも薄くできたと政府が除幕式を行った翌日。

放課後に両親と合う約束をしていたユウヒは偶然、エルドラの女子高生イチカと出逢います。

かくして2人の物語が幕を開けるのでした。

作品情報

作者〜降矢まち(@furuya_m)

連載誌〜comico

ジャンル〜SFラブストーリー

巻数〜単行本なし

きみのこえ。のここが面白い!

lifeさん
そこにいるのに触れられない2人の距離が切なすぎる…

ユウヒとイチカの距離感が切なく、二人が同じ世界で手を握ったり、キスをしたり普通のカップルの日常を送れたらいいのになと心底思います。

彼らが親しくなればなるほど、お互いの住んでる環境の違いに突き放され、その都度周りの友人たちや先生の励ましもあって2人はめげずに「いつか直接会いにいって握手する」目標に向き合います。

高校生には大きく険しすぎる障害。そもそもエルドラの環境とドゥールの環境はまるで異質です。水質の違う水槽をイメージしていただくと想像しやすいかと思います。

エルドラの環境はエルドラに住む人にしか適さないし、ドゥールはドゥールに住んでる人たちにしか適さないのです。

互いに行き来しようとすると毒があり死んでしまいます。読み進めていると、本当にこんなにいい子たちがなぜ一緒になれないのだろうという気持ちが増していきます。

comicoにて無料で読めます!

きみのこえ。は現在、comicoにて掲載されています。連載自体は終わっているので、いつ掲載が終わるかはわかりません。

なので、この記事を読んで気になったという方は、お早めに!

comicoでは他にも女性の胸を締め付ける切ないラブストーリーが、数多く連載されています。

使ったことない人は一度試してみてはどうでしょうか。

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きみのこえ。を読んでみた感想

初めて実感する「恋」という感情

遠距離恋愛をテーマにしたストーリーは色々ありますが、ガラス越しの遠距離は初めて読みました。

距離は近くても、果てしなく遠い恋です。

透明で相手の姿を見ることができるのに触れられないもどかしさ、悔しさが読者の胸を締め付けます。

単純にユウヒとイチカが互いに触れ合える距離まで近づくべく頑張る話ではなく、本作での鍵を握るキャラクターのワルツとのエピソードも非常に印象的で新鮮でした。

ワルツはエルドラとドゥールの両方を行き来することができる猫という設定。

ユウヒとイチカが交流するようになってから少し経つと、ワルツが喋れなくなり体調も悪くなります。

ワルツは自然に生まれたのではなく人工の生命です。そのため、担任の先生が研究所にいれるのですが、ユウヒは「ワルツは自分の家族」と言い、自宅に連れ帰り看病を始めます。

そこでイチカには悪いと思いつつも連絡を取らなくなります。連絡が途絶えて初めて実感する繋がりの儚さ。

距離が離れていく二人の様子にワルツは「イチカに連絡しろ」と声を出します。

原因不明でしたが無事回復したワルツの姿に涙が出るユウヒ。きっかけはワルツの具合が悪くなったことでしたが、初めて彼らは互いを恋愛対象として感じたのではないかと思いました。

また、危篤状態のワルツのために自分の時間を削って看病しているユウヒの姿に昔ウサギを飼っていた自分が重なって、身を切られるような心細さや、このこの苦しみを追体験しました。

奇跡が起きて助かってほしいと思う気持ちにはとても共感でき、涙は止まらず。

繊細で切ない感情描写は読者の心に「恋とは何か」を問いかけます。

きみのこえ。と合わせて読みたい漫画

ほしのこえ

きみのこえ。と名前が似ていますが、内容も同じく遠距離恋愛。宇宙と地上の恋愛をテーマにしています。

離れれば離れるほど、メールが届くのも遅くなり、最後には…

2人は互いを想い続けられるのか。圧倒的なラストには読む者全てが涙します。

きみのこえ。はこんな人にオススメ!

  • 遠距離恋愛で悩んでいる方
  • SF要素のあるラブストーリーが好きな人

この記事を読んで気になった方は、ぜひ無料で読めるので読んでみてください!

そして、もし面白いと感じたら『ほしのこえ』もご一緒に!

それでは今回はこんな感じで終わります。では!

ABOUTこの記事をかいた人

life

北海道在住のただの漫画好き。読んできた漫画の数はおそらく4桁。 Twitterをやっていますが、7割サイトと関係ない戯言をつぶやいています。 わたしのことをもっと知りたい方はフォローよろしくお願いします。(そんな人いません