熱血拳闘漫画「セスタス」がアツくてメッチャ面白い!歴史も学べてオススメ!

今回ご紹介する漫画は『拳闘暗黒伝セスタス』です。

爛熟期を迎えつつあった帝政ローマ時代。そこでは古代ボクシングの興行が開かれ、拳奴(けんど)と呼ばれる奴隷たちが市民を楽しませるため命懸けの殴り合いを展開していました。

タイトルにもなっているセスタスとは、主人公の名前であるとともに、拳奴たちが拳に巻いて使うバンデージの名称でもあります。

物語は拳奴として過酷な環境で強敵たちと戦うセスタス、パンクラチオン(総合格闘技)の有名選手を父に持ち、自分も天才的な才能を持つルスカ、そして即位したばかりの皇帝ネロ。

3人の少年たちを中心に壮大な歴史絵巻の様相を呈していきます。

膨大な資料を基に当時の生活を細かく描写する作風は、格闘技漫画ファンだけではなく、歴史漫画ファンにも楽しめるでしょう。

lifeさん
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『拳闘暗黒伝セスタス』あらすじ

物語は西暦54年10月13日から始まります。この日、ローマ帝国は史上最年少の皇帝ネロが即位し、新たな時代を迎えました。

華々しい式典が行われているのと同じ時刻にローマ郊外では、奴隷拳闘士養成所の少年たちが牢のなかで訓練の時間を待っています。

逃走防止の足枷と首かせを着けられた少年たちは劣悪な環境に置かれ、牢のなかでは蠅が飛び交い彼らを悩ませていました。

そんななか、ひとりの少年がスクッと立ち上がり、うるさい蠅を素手で捕まえます。その拳は早すぎてほかの少年には見えないほどでした。彼の名はセスタス。この物語の主人公です。

セスタスには彼を気にかけてくれる友人がいました。同期のなかでは兄貴分的な役割のロッコという少年です。

ロッコは食事を取り合って喧嘩する少年たちを一発で止めるカリスマと腕っ節を持っていました。

食事を済ませた少年たちを兵士が呼びに来ます。訓練の時間かと思いきやいつもとは違う雰囲気。嫌な予感は的中し、ここで少年たちは最終選考を受けさせられます。

1対1で戦って勝った少年だけが拳奴に取り立てられるのです。非情な試験でセスタスの対戦相手に指名されたのはロッコでした。

同年代とは思えない体格差の2人に、見物していた大人たちはロッコの勝利を信じて疑いません。

セスタスは何やらほかの少年と違うらしいところを最初に見せて、その後にロッコの大きさを強調し、普通にやったらロッコの勝ちだなという印象を植え付けるセオリー通りの冒頭ですね。

ロッコの喧嘩自慢ぶりを知っているセスタスは不安げな顔で震えます。そこへ「しっかりしろ」と言いながら、セスタスの師匠であるザファルが登場。

ある出来事により膝を痛め引退するまでは有名な拳奴だったザファル。弟子の拳にバンデージ(セスタス)を巻きながら言います。

「俺がおまえに教えてきたのは喧嘩じゃないぞ。臆せずに訓練通り動け!!」

師匠に送り出されたセスタスは力自慢のロッコをスピードでいなし、ザファル仕込みのボクシングテクニックで顔面を打ちます。

自分より弱いと思っていたセスタスに殴られ、こんなはずではと大振りのパンチを振り回すロッコ。

それを避けながら親友を殴りたくないと悩むセスタスに、ザファルは「打倒せぬ限り試合は永遠に終わらんぞ!」と叫びます。

古代ボクシングは完全決着制の時間無制限一本勝負。どちらかが対戦相手を戦闘不能にするまで続けられました。

師匠の言葉に意を決してロッコを倒すセスタス。敗れたロッコは彼の実力を認め爽やかに握手します。

しかし、敗れた奴隷には死をの精神は拳奴見習いの少年たちにも適用され、兵士たちに弓で撃たれてしまうロッコ。

これからセスタスが飛び込む拳奴の世界が、いかに命を軽く扱っているか示すラストシーンでした。

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『拳闘暗黒伝セスタス』感想と見どころ

少年たちの人生と歴史が交差する大河ドラマ

セスタスの舞台は実際の歴史を下敷きにしています。

そのため皇帝ネロを筆頭に実在の人物が多数登場し、彼らがそれぞれの思惑で動くのですが、それが史実と微妙にリンクしたり、ある部分ではフィクションの味付けが加えられたりしています。

ネロが17歳で皇帝に即位した影には母親の暗躍がありました。

この母親とネロの関係があまりよくなく、孤独を深めていたネロは同年代のセスタスとルスカに癒やしを求めようとしますが……。

それぞれに葛藤を抱える3人は大きな歴史の動きに翻弄されていきます。

セスタスに癒やしを求めるも叶わなかったネロは孤独を深め、次第に『暴君』として後世に語り継がれる残虐性を見せ始めます。

芸術を愛する心優しい少年が、なぜ後々まで語り継がれる暴君になったかを解き明かしていく過程は、大河ドラマを見ているような感覚さえあります。

『拳闘暗黒伝セスタス』と合わせて読みたい漫画

『ヴィルトゥス』義凡(原作) 信濃川日出雄(作画)

西暦185年のローマ帝国は皇帝コンモドゥスの治政によって荒れていた。国の行く末を心配したマルキアは、優れた戦士でもあったコンモドゥスを倒せる人物を呼ぶため、時を操る秘術を使う。

適性を見出されたのは府中刑務所に服役中の元柔道世界チャンピオン・鳴宮尊だった。

周囲にいた囚人ともども古代ローマに召喚された鳴宮は、奴隷闘士として過酷な運命に身を投じる。

小説家の伊坂幸太郎さんが「『シグルイ』好きな人なら」と、オススメ作品に挙げたこともある漫画です。

残虐さと狂気がない交ぜになり第1話から最終話まで爽快に走り抜けます。

最後に

やはり古代ローマは物語の舞台として魅力的ですね。皇帝という絶対権力者がいて、身分格差があって、残虐なことに熱狂する市民がいる。

歴史研究も進みいろんなことが分かってきましたが、それでもまだフィクションを差し挟める余地が残されており、史実のどこを採用して、どこを改変するか作者の個性が出て面白いですね。

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