エッセイ漫画『腸よ鼻よ』が衝撃的で面白い!無料で読む方法や感想・あらすじを紹介!

今回紹介する漫画は『腸よ鼻よ』です。親が子供を大切に育てる様を表した「蝶よ花よ」という言葉のもじりですが、こちらは「腸」に「鼻」です。

何やら生々しいというか肉々しい雰囲気ですが、内容は作者の闘病生活をコミカルに描いたエッセイ風コメディ漫画です。

10代で難病を発症した作者が、現在も付き合う病気で苦しみながらも夢である漫画家を目指し、努力し続けていく作品です。

これを重く暗い闘病記でもなく、人の優しさに触れて感動した人間ドラマでもなく、笑い飛ばしてコメディ化するのは本当にすごいですね。

lifeさん
『腸よ鼻よ』は、漫画アプリ「GANMA!」で連載されており、インストールすれば誰でも無料で読むことができます

笑いごとじゃない出来事の連続なのに、作者のギャグセンスと勢いで笑わされてしまう。そんな不思議な感覚を味わってみませんか?

『腸よ鼻よ』あらすじ

物語は1軒のバーに、バブル芸人・平野ノラを彷彿とさせる女が入ってくるところから始まります。

「ようこそ国際通りへ」や「沖縄」の文字から、ここが沖縄県那覇市であることが読み取れますね。

慣れた様子で「いつもの頂戴」と頼む女に、マスターはカクテルとシマチョウ(牛の大腸)を差し出します。シマチョウを見ながら女は何かを考えている様子。

「あたし大腸が無いの」

いきなり重ためのワードをぶっ込んできましたよ。そりゃ隣に座っていた米兵風の男も「oh…」言いますね。反応に困りますもん。

そして女は過去を思い出しながら、夢見る少女だった10代のころを語り始めます。

那覇で漫画家を目指す専門学校生だった女・島袋全優は、原因不明の体調不良に悩まされていました。

「大丈夫だよ。なんかトイレすると毎回便器血まみれだけど」「やばくない?」

やばいでしょ。それでもアルバイトは休めないと働き続ける全優ですが、さすがにトイレへ行っても血しか出ない状況には愕然。ブラックな職場を退職して病院へ向かいます。

そこで背後にキラキラお星様の見える雰囲気イケメン先生の診察を受けますが、腸炎と言われたきり一向に良くなりません。

早くも「こいつヤブ医者なんじゃね?」な空気が漂ってきます。

これまでの治療に効果が見られなかったため、他に何かないのかと縋り付く全優に、雰囲気イケメン先生は「内視鏡検査で腸内を見ようか」と提案するんですが、それもっと早い段階でできなかったのと全優ならずともツッコミが抑えられないはず。

うら若き乙女が肛門からカメラを入れるのも厭わず、それどころじゃねえと診断を受けた結果は、原因不明の難病『潰瘍性大腸炎』でした。

ただの腸炎のはずが、1万人に1人の珍しい病だと知った全優は、驚きと怒りで「あ?」しか出てきません。

ここから彼女の闘病生活が始まります。

『腸よ鼻よ』を無料で読む方法を紹介!

『腸よ鼻よ』は無料漫画アプリGANMAで連載されています。

無料アプリでよくある「待てば0円」や「チケット制」ではなく、1話から最新話まで完全無料で読めるのがGANMAの特徴。

序盤を読んで気に入ったら、最新話まで一気に追いかけることができますよ。

『腸よ鼻よ』を読んでみた感想

主人公・全優の底抜けに明るいキャラがいい!

全優の身に起こったことを1個ずつ書き出すと本当に大変な経験してます。

  • 10代で難病特定疾患を発症
  • 最初に行った病院ではヤブ医者に当たる
  • 間違いを認めたがらない藪医者のせいで入院しているのに悪化
  • 沖縄には専門医が少ないので、逃げ出したくても藪医者から逃げられない

冒頭3話までだけでこれらが一気に襲いかかってきます。

腸炎と診断して4週間下痢止めだけ処方しておいてからの、「下痢止めで良くなる訳ない」は酷すぎる!

普通に描いたら劇画調の重い闘病記になってしまいそうですが、作者のギャグセンスと全優の顔芸が苦難を笑いに変えていきます。

麻酔なしで大腸にカメラを入れられた感想が「オークに襲われた女騎士の気分です」。余裕ありそうで安心しました。

出てくるキャラがみんな濃い

ギャグ漫画はキャラクターの個性が命。やり過ぎなくらい作り込まれた、個性の強いキャラクターが必要です。

『腸よ鼻よ』にも、一目見ただけで忘れられない、強烈なインパクトのキャラクターがたくさん出てきます。

ヤブ医者にかかって悪化した全優を助けるため、最初は1ヶ月待ちだったところを急きょ受け入れてくれた専門医は、スニーキングミッションが得意そうな風体をしています。

沖縄といえばハブ。ハブはヘビ。だからスネークなんでしょうか?

やたらオルタナティブ・ロックを推してくるパンキッシュな格好の看護師、全優にギャグ漫画家の適性があることを見抜いた怪物にしか見えない漫画編集者など、出てくる面子が異様に濃いです。

これは後書きによれば、実話を基にした作品のため、許可が取れなかった人物は似せて描くことができず、キャラクターとして出すのにデフォルメした影響もあるそうです。

『腸よ鼻よ』と合わせて読みたい作品

小花オト『翼くんはあかぬけたいのに』

田舎から高校進学を機に上京してきた翼くんは、素材はいいのにファッションセンスが壊滅的で、おしゃれな空気を感じるとアレルギー起こしてしまう体質。

そんな彼が、おしゃれ界側の住人とシェアハウスで暮らし始めたところから始まる、青春ドタバタ喜劇です。

作者のギャグセンスやツッコミ言葉選びにセンスを感じます。個性が強いキャラクターたちによる、テンポのよい笑いが好きな人にはオススメです。

最後に

今回は『腸よ鼻よ』を紹介しました。テンポよく笑えてオススメな漫画ですが、一方で作者が取材(入院)で休載する週もあるなど、現在進行形でリアルガチな闘病漫画でもあります。

専門医編に入ってからは、潰瘍性大腸炎の治療法や患者が生活で気にかけることの話も入ってきて、面白いだけではなく学びもあります。

全話無料で読めるので気になった人は今から追いかけてみませんか。